事業の経済活動に必須の記帳や給与計算といった経理業務は煩雑になりやすいため、大きな負担となっている人は多いのではないでしょうか。慣れない作業に時間がかかり本来やるべき業務に支障が出てしまうと困りますよね。とはいえ、経理業務を代行する便利なサービス「経理代行」は、数が多くどこがいいか迷ってしまうでしょう。
そこで今回は、おすすめの経理代行や経理代行を利用する際に便利な会計ソフトをいくつか紹介します。副業、または起業して間もない経理業務が不安な人も、ぜひこの記事を参考にしてください。
経理代行サービスおすすめ！安い・個人事業主・フリーランス求人・記帳代行など
個人事業主やフリーランスの人でも利用できる経理代行を4つ紹介します。それぞれ特徴やサービス内容は異なるため、ぜひあなたにぴったりのサービスを見つけてください。
フジ子さん
出典：フジ子さん
「フジ子さん」は、BPOテクノロジー株式会社が運営する経理代行サービスです。
フジ子さんのメリットは、必要なときだけ仕事を依頼できることです。業務量に応じて柔軟にプラン変更できるため、人件費の削減にもつながります。
他社と比較しても圧倒的に低コストであり、スキルの高いスタッフに経理業務を任せられるのは、うれしいポイントです。
また、1週間2時間の無料トライアルがありますので、「経理代行は本当に便利なのかな」と不安に感じている人は、まずは試してみてはいかがでしょうか。
| サービス内容 | クラウドツールの導入サポート・振込み・支払い補助代行・記帳代行・経費精算 |
| 価格 | 20時間/月：51,700円 30時間/月：75,900円 50時間/月：108,900円 |
| 無料トライアル | あり |
必要なとき必要なだけ仕事を頼めるオンラインアシスタント【フジ子さん】
タスカル
出典：タスカル
「タスカル」は、月10時間という小さい単位で仕事を依頼できる経理代行サービスです。経理代行は月20〜30時間プランが多い中、タスカルの月10時間サービスは「経理記帳だけでも手伝ってほしい」といった悩みを抱える個人事業主やフリーランスにぴったりの経理代行といえます。
10時間を消化できなかった場合は、繰り越して次月で調整できます。例えば、3時間の未消化分があれば、翌月は13時間まで依頼可能です。
月々で変わる業務量に対応しやすいサービスなので、初めて経理代行を使用する人でも導入しやすいです。
| サービス内容 | 経理記帳・振込み処理・入金確認・仕入れ管理・在庫管理・領収証発行・請求書発行・会社の売り上げ入力・給与計算 |
| 価格 | 3ヶ月プラン（10時間/月）：44,000円 6ヶ月プラン（10時間/月）：33,000円 12ヶ月プラン（10時間/月）：27,500円 |
| 無料トライアル | なし |
【タスカルはこちら】
CASTER BIZ(キャスタービズ)
日常の経理業務から専門領域まで対応してくれる「CASTER BIZ」。全国の優秀な人材がチーム体制で業務をサポートしてくれるので、本業にしっかり時間を割くことができます。
契約期間は6ヶ月または12ヶ月から選ぶことができ、契約期間が長いほどお得な価格になります。使いきれなかった時間は、事務手数料を支払えば繰り越すことができるので、業務量が月によって変動しやすい人におすすめの経理代行です。
| サービス内容 | 経理記帳・請求書発行・領収書発行・請求処理・支払処理・売上確認・入金確認・紙伝票データ化 |
| 価格 | 6ヶ月プラン（30時間/月）：180,000円 12ヶ月プラン（30時間/月）：132,000円 |
| 無料トライアル | なし |
】i-Staff Accounting
「i-Staff Accounting」の料金プランは、「スキャンデータ化+記帳サービス」と「経理特化型オンラインアシスタント」の２種類があります。
「スキャンデータ化+記帳サービス」は、領収書などのスキャンから記帳作業までを一括して行うサービスです。料金は月間の仕訳数※で異なり、経理業務量が少ないほどお得な価格で利用できます。
※仕訳数とは「領収書の枚数＋預金通帳の行数」などの合計
スキャンデータ化+記帳サービス
| LIGHTプラン（10～20時間） | BASICプラン（21～40時間） | PREMIUMプラン（41～80時間） | |
| 月間仕訳数 | 100仕訳まで | 200仕訳まで | 300仕訳まで |
| 価格 | 9,800円/時間 | 18,000円/時間 | 25,800円/時間 |
| 無料トライアル | なし | ||
「経理特化型オンラインアシスタント」は、実働時間と対応可能業務によって料金が変わるサービスプランです。依頼したい業務内容が決まっている場合は、以下のプランを活用してみてはいかがでしょうか。
経理特化型オンラインアシスタント料金表
| LIGHTプラン（10～20時間） | BASICプラン（21～40時間） | PREMIUMプラン（41～80時間） | |
| サービス内容 | 記帳サポート・支払い予定表の作成・売掛金・買掛金管理 | 領収書整理・現金出納帳の作成・ネットバンキングでの支払い | 請求書発行・給与計算 |
| 価格 | 3,000円/時間 | 2,800円/時間 | 2,600円/時間 |
| 無料トライアル | なし | ||
経理専門スタッフだけでなく、秘書・総務・Web運用など様々なスキルを持つスタッフがi-Staff Accountingに在籍しています。契約時間が余った場合は、経理以外のパソコン業務を依頼することも可能です。
経理代行おすすめ！外注する際の料金相場は？
経理代行には、大きく分けて時間制と単価制（従量課金制）の2つの料金体系があります。
実際の料金は、依頼する業務内容や量によって、異なります。まずはあなたが委託したい経理業務を洗い出してみましょう。
ここでは、経理代行の時間制と単価制の料金について、詳しく紹介します。
時間制の相場
時間制とは、あらかじめ設定された稼働時間の範囲内でできる経理業務を依頼する料金体系のことです。経理代行の場合、1時間あたり2,000〜3,000円ほどの価格が一般的です。
時間制では、依頼できる業務内容の種類が多いメリットがあります。さらに、契約時間が余れば翌月に繰り越せる場合もあります。例えば、月8時間契約で6時間しか使わなかった場合、余った2時間が翌月の契約時間にプラスされ、計10時間ということになります。
時間制の料金体系は、仕訳数が時期によって変動したり、さまざまな経理業務を外注したりしたい人にぴったりです。
ただ、経理業務ごとにかかる費用を細かく把握できない点がデメリットといえます。業務の増減によって変動する費用を都度確認したい場合は、単価制の経理代行がおすすめですよ。
単価制の相場
単価制とは、会計処理の業務量によって単価が設定されているサービスのことです。時間制と同様、単価制も月額で料金が決まっているプランがほとんどですが、経理代行の費用は依頼する業務によって異なります。
記帳代行であれば、1仕訳あたり50円〜100円ほどが相場です。給与計算代行は従業員規模によって費用が異なりますが、従業員が5人以下の場合は1人あたり1,000円〜2,000円程度です。
また、決算代行は事業規模の大きさによりますが、5〜20万円と他の経理業務と比較して価格の変動幅が広いのが特徴です。
単価制は依頼内容が多いほど費用がかかるデメリットがありますが、一方、経理業務ごとにかかる費用を把握できるのがメリットです。
経理代行は税理士法違反？
一般的な経理代行サービスは税理士法違反にあたりません。
税理士法違反にならない範囲での経理代行業務になるので、税理士法ではないのです。
税理法では、「税務の代理」「税務書類の作成」「税務相談」などを禁止していて、記帳代行などの業務は税理士法違反になりません。
請求手発行・回収業務に困ったらセゾンインボイスで解決！
出典：セゾンインボイス
「セゾンインボイス」とは、法人向けの後払い決済・請求に特化した代行サービスです。毎月の請求業務を最短15分でおこなう圧倒的なスピードが、人気を集めています。
支払い日までの運用資金確保が難しい人や、取引先の業績悪化による未払いのリスクを避けたい人におすすめのサービスです。
また、取引先の業績悪化によるリスクを100％保証するサービスも含まれています。与信内※であれば未回収の代金を全額振り込んでもらえるため、未払いによる経営リスクを減少することが可能です。
※与信内とは取引相手先ごとに定めた売掛金や受取手形など債権の上限額
2023年10月から始まるインボイス制度によって、従来業務に加えてさらに細かい請求業務が加わることになります。制度が変わるタイミングで慌てないためにも、早めの対策としてセゾンインボイスを活用してみてください。
経理代行を利用する際に便利な会計ソフト
経理代行を依頼するには、オンライン上で情報をやり取りできるクラウド会計ソフトの導入が不可欠です。
初心者でも使いやすいクラウド会計ソフトを3つ紹介します。
マネーフォワード クラウド会計
出典：無料の会計自動化ソフト マネーフォワード クラウド会計
「マネーフォワードクラウド」は、継続率99％※を誇るクラウド会計ソフトです。クラウド会計だけでなく、請求書・経費・勤怠・給与などの経理業務もまとめてサポートしてくれるため、業務効率を大幅に改善することができます。
※2019年9月時点の情報
さらに、銀行・クレジットカード・電子マネーなどのサービスと連携しているため、取引データを自動で取得することが可能です。ただ、使える機能が多いがゆえに、使いづらく感じることもあります。
必要最低限の機能だけ使用したい人や、全ての業務を自動化したい人など、人によって会計ソフトの使い方は異なります。ぜひ、あなたにあったプランを選んでくださいね。
| パーソナルミニ | パーソナル | パーソナルプラス | |
| 月額料金 | 980円 | 1,280円 | なし |
| 年間料金 | 9,600円 | 11,760 円 | 35,760 円 |
| 1ヶ月無料プラン | あり | ||
【会計自動化ソフトを今すぐ体験 マネーフォワード クラウド会計
】
弥生シリーズ
出典：”やよいの青色申告オンライン
“
会計ソフトのラインナップが豊富な「弥生シリーズ」は、弥生株式会社が1987年から提供を始めた会計ソフトです。操作が簡単なソフトから多機能ソフトまで揃っており、企業規模や求める機能によってソフトを選ぶことができます。
弥生シリーズの会計ソフトには、AIが自動で仕訳※する機能が付いています。初期設定以降は仕訳後にチェックするだけで済むので、業務時間の短縮にもつながりますよ。
※仕訳とは会社や個人事業主などの取引内容と金額を記載する作業
体験セミナーなども開催されており、初心者でも安心して使える会計ソフトです。
| 弥生会計 オンライン | 弥生会計 23スタンダード | 弥生会計 23プロフェッショナル | |
| 種類 | クラウドソフト | デスクトップソフト | デスクトップソフト |
| 料金 | 初年度1年間無料（通常 26,000円/年） | 48,000円 | 88,000円 |
freee会計
個人事業主から中規模法人まで対応したクラウド会計ソフトの「freee会計」。AIによって勘定科目※を自動で推測してくれるため、簿記の専門知識や経験がなくても問題なく使いこなせます。
※勘定科目とは、お金やものの出入を性質ごとに分けて記録する際に使う分類項目
チャットサポート・メールサポート・電話サポートなど、プランに応じたサポートを受けられるため、会計ソフトを使ったことのない人でも安心です。
| スターター | スタンダード | プレミアム | |
| 月額料金 | 1,480円 | 2,680円 | なし |
| 年間料金 | 11,760円 | 23,760円 | 39,800円 |
| 30日間無料プラン | あり | ||
】まとめ
経理業務が負担になっている人は、経理業務を代行する便利なサービス「経理代行」を利用しましょう。業務の効率化にもつながるため、本業に集中できるメリットがあります。
今回紹介した経理代行は、プランによって料金や内容が異なります。依頼したい経理内容や量を考慮して、あなたにぴったりのサービスを活用してくださいね。
