コラム(月1更新)
2019年10月の消費税増税に伴い政府が主導で推し進めてきたキャッシュレス決済、お使いになっている方も多くいらっしゃるかと思います。 今月末でお客様へのポイント還元(通称:キャッシュレス・ポイント還元事業)が終了してしまうので、おトク感が薄らいでしまうのはどうしても否めませんね。 ○○PAYなどの今では当たり前になったキャッシュレス決済アプリですが、実は納税にも活用できるようになるのをご存知でしょうか? そこで今回はキャッシュレスと納税についてご案内いたします。 東京都では今年の6月1日から一部の税目を対象に、スマートフォンよりキャッシュレス決済アプリより納税ができるようになると東京都主税局より発表がありました。 以前よりクレジットカードでの納付は可能となっておりましたが、キャッシュレスでの納税方法が拡充されたという形になっております。一例をご紹介いたします。
・東京23区の場合 利用できるキャッシュレス決済アプリ:PayPay、LINE Pay 対象税目:不動産にかかるもの…固定資産税・都市計画税、不動産取得税) 事業にかかるもの…固定資産税(償却資産)、個人事業税、自動車税 ※自動車税については6月1日が納付期限ですので、1日限定のチャンス!となります。
・横浜市の場合(既にスマホ決済に対応しております) 利用できるキャッシュレス決済アプリ:PayPay、LINE Pay、PayB 対象税目:不動産にかかるもの…固定資産税・都市計画税(土地・家屋) 事業にかかるもの:固定資産税(償却資産)、軽自動車税 その他のもの…市民税・県民税(住民税の普通徴収分) ※いずれもクレジットカードの場合は手数料がかかるところ、スマホ決済だと原則手数料がなんと無料!これはおいしいですね。
コロナウイルスの影響で外出自粛の風潮が強まっている昨今だからこそ、自宅で24時間いつでも納税の手続きができるのもメリットのひとつとなっています。 その他の地域も公金分野のキャッシュレス化を加速させる動きも進んでいるようです。 こういうご時世だからこそ、お客様のお役に立てるように弊社一同精進してまいります。
ちなみに…私も今回、自動車とバイクに係る税金をクレジットカードで納付してみよう! ということでチャレンジしてみました。意外とすんなりできるものですね。 今月のカード支払明細がとんでもない金額に…ひえー。
アイエクシード税理士法人 杉