コラム(月1更新)
金額が過大でない限り、会社の費用として原則損金算入が認められる役員退職金。 検討されている会社さんも多いのではないでしょうか。 今回は役員退職金のメリットと注意点をおさらいです。 ※計算方法等は省略させていただきます。
役員退職金のメリット ●上で述べた通り、金額が過大でない限り、会社の費用として原則損金算入が認められる。 ⇒利益が減るため、法人税の軽減。 ⇒利益及び純資産の圧縮につながるため、自社株評価減。
●受け取る退職役員側は、退職所得となる。 =所得税・住民税の負担の少ない収入が得られる。
注意点 ●役員退職慰労金規程、株主総会議事録、取締役会議事録などをきちんと準備しそれに基づいて支給しているか ●同業他社に比較して過大ではないか ●支給日の事業年度で損金経理をする(未払い計上は認められない) ●退任後は完全に第一線を退くか、経営に参画しない ●役員報酬はおおむね50%以下に激減しているか
メリットの反面、税務リスクも高いといえます。 注意点は最低限おさえていただき、上手に活用できれば大きな節税効果がありますね。 検討される場合は貴社担当者までご相談いただければと思います。
アイエクシード税理士法人 五十嵐