コラム(月1更新)
新年明けましておめでとうございます。 旧年中は格別のお引立てを賜り厚くお礼申し上げます。 本年もスタッフ一同誠意を持って対応させていただきます。 本年もどうぞよろしくお願い致します。
今回は年末年始でお酒を飲む機会が非常に多いと思いますので、お酒にまつわる税金の話をしたいと思います。 平成29年度税制改正大網が12月22日に閣議決定されました。 その中の一つに酒税の税率構造見直しが盛り込まれました。 これによりビール系飲料(「ビール」「発泡酒」「新ジャンル」)の税率が一本化されることとなりました。
現在、ビール系飲料に係る酒税は、原材料の割合により「ビール」、「発泡酒」、「新ジャンル」の3種類に分かれており、それぞれ異なる税率が適用されています。
具体的には、350ml当たり「ビール」→77円、「発泡酒」→47円、「新ジャンル」→28円になっています。この異なる税率をH38年10月1日より350ml当たり54.25円に統一することが今回の趣旨となっています。
今回の税率改正は消費者や酒類メーカーへの影響に配慮し、段階的に税率を改正していく予定で、第1段階目は平成32年10月1日を予定しています。 参考までにあるサイトの価格を基に350mlの改定後の価格がいくらになるのか見てみましょう。
「ビール」:200円→177円 「発泡酒」:134円→141円 「新ジャンル」:111円→137円
ビールと新ジャンルの価格差が縮まり、ビールへ手を出しやすくなりそうですね。 少し先の話になりますが、ビールは高いから発泡酒を飲んでいるという人にとっては嬉しいニュースなのではないかなと思います。