今月のコラム

フリーランス・法人成りのタイミングについて
「Life is a series of choices(人生は選択の連続である)」。シェイクスピアの「ハムレット」の一説ですが皆様も何処かしらでお聞きになったことがあるのではないかと思われます。この言葉の通り人生はその選択肢が多いか少ないかはともかく選択によって作られていきます。ランチをパスタにするかお蕎麦にするか、デートスポットは映画館にするか遊園地にするか、今日こそ想いを伝えるか、いやはや待つか…。選択の結果の積み重ねがその人の人生を作り出していくとなると重大な選択の時こそ判断を誤ってはいけません。今回は“フリーランス”になるタイミング、そして”法人"となるタイミングについてです。

まずはフリーランスになるタイミングですが、これはもう事業を始めるという選択をした瞬間からフリーランスです。ただこれだけは出しておきたい書類が2つあります。「青色申告承認申請書」と「開業届」です。
「青色申告承認申請書」とは税法上有利となる青色申告を受けるために必要な書類で、開業した日から2か月以内に提出する必要があります。(1月1〜15日開業の方は3月15日が提出期限)。申請書を税務署に提出するだけで、受けられる所得控除の金額が本来10万円の所、なんと65万円まで控除額が広がります。その差55万円、税率が20%であれば11万円も税額が変わってきます。その他にも赤字が出れば3年繰り越せる利益と相殺ができる、家族への給与を経費にできるなどメリットだらけです。提出忘れなんて事になりますと顔面蒼白、申告書も青色から白色になってしまいます。本格的に事業をやるなら「青色申告承認申請書」は必ず出しておきましょう!「開業届」は青色申告承認申請書を出すために“開業したのはこの日からでこんな事やります”というのを簡単に説明した書類となり、基本的には「青色申告承認申請書」と合わせ所轄税務署に提出する流れになります。
ただ青色申告を行うには帳簿記録を残す必要がございますので、その際には会計ソフトを使うなどして会計処理を堅実に行い、記録していかなければなりません。

そしてフリーランスから法人になる目安ですが大体“利益700万”辺りが一つのラインになります。700万円の利益にかかる所得税ですが大体77万円、これに対して法人税は大体105万円。あれ法人税の方が高いですね?しかし法人化となると社長に対しての給与、つまり“法人になると選択したあなた”に対しての報酬が経費処理をすることができます!仮に1ヵ月25万と設定した場合、年300万円が利益から控除され最終的な利益が400万、これに掛かってくる法人税は約60万円。比較すると17万円程法人という選択を選んだ方が納める税額を少なくすることができます。
法人になることで社会保険の加入が必須となり、設立費用に25万円程度かかるといった別途費用もありますが、安定して利益が残せる形ができたのであれば法人化という選択肢を検討してみる一つのタイミングと言えます。

人生には無限の可能性がある、なんて言葉がありますが実際に選べる可能性という名の選択肢はそれ程多くなく、時には一本道しかない状況も…。だからこそ、その大事な選択を後悔しないよう、選んだ道を大切にできるようなお手伝いを弊所が行わせて頂ければ何よりです。


アイエクシード税理士法人

船山

2019.07.01更新

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