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モビットには過払い金請求はできない?その理由と対処方法について

admin
モビットには過払い金請求はできない?その理由と対処方法について

SMBCモビットは一般の消費者金融と同様の性質を持つ金融機関ですが、貸出金利は通常の消費者金融と比較して低めに設定されています。そのため、SMBCモビットについて過払い金請求を行うことはできません。

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ただし、SMBCモビットでの債務返済に苦しんでいる場合には、任意整理という方法を検討することができます。この方法によって、利息の面で交渉を行い返済の軽減を図ることが可能です。また、他の消費者金融からの過払い金を得ることによって、SMBCモビットでの借金を減少させることも考えられます。

この記事では、なぜSMBCモビットでは過払い金請求が難しいのか、そして借金返済の解決策としての任意整理の手法やその際に留意すべきポイントについて詳しく説明します。

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SMBCモビットには過払い金請求ができない理由とは?

SMBCモビットの過払い金を期待されている方にお伝えしますが、SMBCモビットでの過払い金請求の可能性は極めて低い状況です。

「他の消費者金融では過払い金請求ができるのに、なぜSMBCモビットではできないのか?」という疑問が生じることでしょう。

ここでは、なぜSMBCモビットでの過払い金請求の可能性が低いのかを、詳しく解説していきます。

過払い金とは? SMBCモビットでの過払い金請求の難しさを理解するためには、まず「過払い金」とは何かについて知ることが必要です。

過払い金とは、消費者金融などへ支払い過ぎた利息のことを指します。消費者金融などの貸金業者は、出資法や利息制限法によって定められた法的な制限を受けることになっています。これには利息の上限金額が含まれており、これが「グレーゾーン金利」として知られています。

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2010年6月18日に行われた改正により、出資法の上限金利は29.0%から20.0%に引き下げられました。また、以前は出資法上限金利よりも低い金利でも罪にはならなかったが、現在は行政処分が科せられるようになりました。

この制度のもと、グレーゾーン金利で借入・返済を行っていた人々に対しては、払い過ぎた利息の返還が行われることになります。これが過払い金の概念です。

SMBCモビットの金利設定 後述しますが、ほとんどの消費者金融はグレーゾーン金利の適用があり、過払い金請求の対象となります。

しかし、SMBCモビットは金利改定前でも最大18.0%で金融サービスを提供しており、グレーゾーン金利の範囲を超えての設定はありませんでした。

SMBCモビットは、プロミス(現:SMBCコンシューマーファイナンス)と信販のアプラス(現:アプラスフィナンシャル)の共同出資によって設立されました。プロミスは金利フルライン戦略を展開しており、その一環として金利設定の幅を広げていました。

金利フルライン(プロミス系列)
・モビット、アットローン:金利15~18%
・プロミス:18.0~25%
・クオークローン:26~29%

このように、SMBCモビットは初めから低金利設定の方針を取っており、過払い金の発生はあり得ない状態でした。

SMBCモビットでの過払い金確認方法 これまでの説明からも明らかなように、SMBCモビットでの過払い金請求はほぼ実現不可能です。

ただし、心配な方には実際に過払い金が発生していないか確認する方法があります。それは、SMBCモビットへ情報開示の要求を行うことです。

2010年以前の借入時の金利を問い合わせることで、過払い金の可能性を確認できます。ただし、その金利が20%以下であれば、過払い金の発生はありません。

もしも心配な方は、SMBCモビットへ直接問い合わせてみることをおすすめします。

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過払金の発生があるか弁護士に確認してもらおう

過払金の発生があるか弁護士に確認してもらおう

過払い金請求の確認には、取引履歴の入手が必要です。

まず、最初にモビットの電話窓口に連絡します。そこで、取引履歴の入手を希望する旨を伝え、名前や借入時期などの個人情報や契約詳細を提供します。

この手続きにより、当時の返済状況に関する取引履歴を取得できます。このような情報提供は法的に保障されているため、安心して行えます。

過払い請求を確認するためには、取引履歴の取得が必要です。

まず、まずモビットの電話窓口に連絡します。そこで、取引履歴の取得を希望する旨を伝え、名前や借入時期などの個人情報や契約詳細を提供します。

この手続きにより、当時の返済状況に関する取引履歴を取得することができます。このような情報の取得は法的に保障されているため、安心して手続きできます。

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過払い金が発生した場合の弁護士相談

もしもモビットから借入を行っており、過払い金が存在すると判明した場合、過払い請求を行うことができます。通常、過払い請求を行う際には、弁護士や司法書士などの専門家に依頼し、モビットに返還交渉を行ってもらうことが一般的です。

こうした専門家に依頼すると、取引履歴を元に過払い金の返還請求手続きを代行してもらえます。

そのため、モビットとの取引履歴を確認し、過払い金の事実を見つけたら、弁護士や司法書士に相談することが良いでしょう。

法テラスも過払い金の相談を受け付けています。電話やメールで簡単に相談できるので、一度相談してみることをお勧めします。法テラスの詳細はこちらからご確認いただけます。

過払い請求には注意すべきデメリットも存在する 過払い請求は一般的に認められている権利ですが、デメリットも考慮すべきです。

まず、過払い請求を行うと、請求先の金融機関(この場合はモビット)との将来的な取引が制限される可能性があります。また、過払い金請求を行っても全額が返還されるわけではなく、場合によっては訴訟問題に発展する可能性もあります。

そのため、過払い請求を行う際にはメリットだけでなく、デメリットについても事前に理解することが重要です。

モビットにはグレーゾーン金利はない?

モビットにはグレーゾーン金利はない?

ただし、SMBCモビット以外の多くの消費者金融は、グレーゾーン金利と呼ばれる高金利で営業していた経歴があります。

以下に、金利改定前の各消費者金融の金利を整理しました。

消費者金融過去の金利
SMBCモビット最大18.0%
アコム最大27.375%
プロミス最大25.550%
アイフル最大28.835%
レイク最大29.2%

こうした事実からも分かるように、20%以上の金利で多くの消費者金融が運営されていました。

そのため、アコムやプロミス、アイフル、レイクなどから高金利で借り入れを行った経験がある方にとって、過払い金の発生可能性は高いと言えます。

2010年以前にアコムやプロミスなどの消費者金融から借り入れを行った方は、過払い金の可能性が高いです。

このまま放置するのは勿体ないことですので、過払い金請求の手続きを進めましょう。

① 取引履歴を入手

最初に行うべきことは、当時の取引履歴を手に入れることです。

アコムやプロミスなどの各消費者金融に連絡して、取引履歴の入手を試みてください。

取引履歴を入手することで、過去に自分がどのくらいの金利で借り入れをしていたか確認できます。

もしもグレーゾーン金利で借り入れを行っていた場合、過払い金が発生している可能性が高いです。確実に確認しましょう。

② 当時の利息を再計算

取引履歴が手に入ったら、実際に支払い過ぎた金額を再計算します。

借り入れた金額によって、過払い金が相当額発生している可能性もあります。正確な計算が肝心です。

③ 過払い金請求を行う

再計算が完了したら、対象の消費者金融に対して過払い金の請求を行います。

個人で請求することも可能ですが、その場合には全額返還されることは稀で、減額されることが一般的です。

最大限の過払い金を取り戻すためには、弁護士などの専門家の助言を得る方が良いでしょう。

特に、多くの過払い金に対応してくれる弁護士への相談は、過払い金が発生しなければ無料で行える場合も多いため、まずは専門家への相談を検討してみましょう。

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モビットの借金問題を解決するオススメの方法は?

モビットの借金問題を解決するオススメの方法は?

過払い金が発生しないSMBCモビットですが、支払いに困った場合には任意整理を利用して利息の支払いについて交渉することができます。

任意整理とは、弁護士や司法書士に依頼して貸金業者との合意に基づく話し合いを行い、返済期間を延長したり毎月の返済額を削減する手法です。

一般的に、任意整理を実行することで利息の返済が免除され、返済総額を大幅に減少させることが可能です。

任意整理の要点 任意整理で利息をカット可能 任意整理は法廷を通さない合意形成であり、相手側が合意すればどのような条件でも合意できます。一般的に、次のような合意が任意整理で行われます。

利息の免除 月々の支払額削減 返済期間:3年から5年(36回から60回) 遅延損害金も免除 SMBCモビットには過払い金が発生しないため、借金の減額はできませんが、利息を免除し返済期間を延長することで、毎月の支払い額を大幅に減少させることができます。

例えば、100万円の借金を3年間で返済する場合、毎月の返済額は約35,000円ですが、任意整理を行った場合、同じ3年間でも月々の支払い額は約27,000円に減少します。5年間の返済でも、毎月の支払額は約17,000円となり、負担が軽減されます。

また、SMBCモビットは6年間(72回払い)や7年間(84回払い)の返済も受け入れている可能性がありますので、検討してみる価値があります。

任意整理は家族に内緒で手続き可能 個人再生や自己破産などの債務整理は法廷を通ることがあり、家族や同居人に借金の問題が知られる可能性がありますが、任意整理は家族や周囲の人に知られずに手続きができる特長があります。

必要な書類が少なく、家族の協力なしで進められるため、弁護士や司法書士との連絡だけで済みますし、書類や連絡が自宅に届くこともありません。

さらに、手続きの方法によっては、保証人に請求が行かないようにすることも可能です。借金を家族に隠している方には、特におすすめの方法です。

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モビットに過払金請求ができるは嘘!

モビットに過払金請求ができるは嘘!

ここまでお読みいただいた方々なら、もはやSMBCモビットからの過払い金請求は行えないことを理解していただけたでしょう。

ただし、一般的には、消費者金融の過去の借入に関しては、相手がSMBCモビットであっても過払い金請求が可能だと誤解する方も多いです。

このような方々を標的として、あたかもSMBCモビットから過払い金が請求できるかのように誤った情報を提供する悪徳弁護士も存在するようです。

相談だけで高額な相談料を請求されたりする被害も報告されています。ですから、専門家に相談する際には、事前に十分な下調べを行い、信頼できる専門家に相談に向かうことが重要です。

SMBCモビットの返済が厳しい場合の対処法 SMBCモビットからの過払い金請求が難しいことに失望している方もいることでしょう。

SMBCモビットへの返済が難しい状況にある方に向けて、対処法を説明します。

債務整理を検討する SMBCモビットへの返済が極めて困難で、遅延や延滞が続いている方には、債務整理が一つの対処法です。

債務整理には、以下の4つの方法があります。

  1. 任意整理
  2. 特定調停
  3. 個人再生
  4. 自己破産

SMBCモビットの返済に他の消費者金融から借金して返済をしているという場合、借金の状況を考えると、すべての債務を完済するのは困難かもしれません。

自己破産などは財産を没収されたりブラックリストに載る可能性がありますが、借金の悪循環を断ち切ることができます。

詳細については、「気になる債務整理の基本と疑問を解決できる!債務整理講座」で詳しく解説していますので、参考にしてください。

他社へ借り換えを検討する 現在のSMBCモビットの金利よりも低い金利の消費者金融や銀行カードローンに借り換える方法も考えられます。

元本を減らすことは難しいですが、利息を抑えることで少なからず返済が楽になる可能性があります。

特に、SMBCモビットが18.0%の金利(実質年率)で貸し出している場合、プロミスなら17.8%(実質年率)の最大金利となります。

また、銀行カードローンでは15.0%程度の金利で借りることもできるかもしれません。

この記事を書いた人
山本 裕司
山本 裕司
借金問題相談員
借金の問題は家族や友人には相談しにくい問題ですよね。しかし借金問題で一番やってはいけないことは放置し、ひとりで悩むことです。借金問題はひとりで悩まず、1日でも早く専門家に相談することをオススメします。
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