今月のコラム

同人活動における確定申告の費用の範囲とは?
1960年代の高度経済成長期の流行語「巨人・大鵬・卵焼き」。作家である堺屋太一氏が「子どもたちはみんな巨人大鵬卵焼きが大好き」と話され、それが広がってゆき、高度経済成長期の象徴となる言葉となりました。
さて時は2018年8月。8月にとっての「巨人・大鵬・卵焼き」といえば「花火大会・甲子園・コミックマーケット」、ではないでしょうか。今回はその中でもコミックマーケット、日本のCoolな文化が一年で最もHotになる8月。今回のコラムはそこに関わる同人作家の皆様の確定申告に関してとなります。

まず確定申告とは何をするものなのかといいますと、税務署に1年間の稼ぎを報告し、その稼ぎに係る税金を納める手続きになります。この稼ぎを”所得”といいまして、1年間のコミックマーケット・書店等の委託先での売上からそれに係る費用を差し引いたあとに残る「手元に残る部分」を指します。ただこの“1年間の売上”ですが、12月31日までに入金されたものでなく”売上”が確定したもので集計を行います。委託販売の際には委託先に売上資料を頂き、正しい売上を認識していきましょう。

そして費用に関してですが、どこまで費用に落ちるのか!という点が非常に興味深い点になるかと思います。結論から言ってしまうと”売上に貢献”していれば費用として落とすことができます。これだけだと曖昧なので具体例を出してみたいと思います。

・自宅家賃
自宅で作業をしていれば当然これも経費で落ちます。ただ全額落ちるという訳でなく、同人活動に充てている部分を時間もしくは平米(作業スペース)で割合算定し、算定した部分が経費として処理することができます。(水道光熱費も同様です。)

・漫画・ゲーム・フィギュア
“参考資料”となるので経費で落とせます。そのキャラクターをより深く知るための何よりも重要な参考資料です。フィギュア(三次元)でないと確認できない服の造形の細かな要素などがきっとあります。是非その熱いパトスを止めることなく、創作活動に叩きつけて下さい!

・携帯電話料金
経費としてみなされます。委託先と連絡を取り合うだけでなく、調べ物に参考資料としての動画視聴など、携帯電話はあらゆる面で欠かせません。総額から事業に使っている部分を按分し、その部分を経費として処理することができます。

・イベント後の打ち上げの飲食費
落とせます。企業でいうところの接待交際費です。他にもお店までのタクシーでの移動代、なども経費として処理することができます。

・取材としての渡航費・飲食代
これも創作活動のための取材としての渡航費・食事代なので経費として落とせます。それが孤独なグルメでも”取材”が目的になりますので経費処理することができます。

他にもコミックマーケットの出店スペース料金、ペイントソフト、サークルのホームページのサーバー代・ドメイン料金なども経費処理することが可能です。とにかく売上を稼ぐために必要な経費だと説明ができるものであれば大丈夫です。

日本を代表する文化の一つとなった日本のアニメーション・同人文化。それこそ日商簿記検定を運営する日本商工会議所も人気作品「アイドルマスター」とコラボレーションしたページを開設するなど、その勢いは留まることを知りません。外国人旅行客がコミックマーケット目当てに来日するケースも多く聞きます。同人文化が日本を象徴する文化と成る日もそう遠くないかもしれませんね。

アイエクシード税理士法人

船山

2018.08.01更新

過去のコラムはこちら >

お問い合わせ

お電話でのお問い合わせ

メールでのお問い合わせ

お問い合わせフォーム

facebook